あれは小学生の頃でした。
1995年、頑張ろうKOBEを合言葉にパリーグを制したオリックスブルーウェーブ。
その翌年、日本シリーズで巨人を下して日本一を獲得。
あのTVでよく見る、スーパースター軍団の巨人より輝いて見えました。
そのころにはすでにスーパースターであったイチロー、MVPのニール、万能選手の田口、満塁男藤井、毎試合投げてたサイドスローの鈴木平など、魅力あふれる最強のチームだと思いました。
そして、同じスポーツを指導するものとして最も尊敬する仰木彬監督。
果たしてこんなに魅力あふれるチームは他にあるだろうか。
この年から私のオリックスファンとしての人生が始まった。
その後は皆さんがよく知るような苦難の連続。
イチローがいるからまた強くなると思っていたが、大リーグへ移籍。
田口も続く。
それでもまだ谷がいた。
谷も巨人へFA移籍。
のちに合併する近鉄の北川にはサヨナラ逆転優勝決定満塁ホームランを浴びせられた。
その後、近鉄が消滅するにあたって合併してオリックスバファローズとなる。
合併しても低迷期は続く。
オリックスバファローズの初代監督として、近鉄とオリックスの両方の監督を務めてきた仰木監督が就任するもその頃はガンを患っていた。
文字通り命を削ってチームを指揮してくれたが、その年の末に亡くなった。
仰木監督の遺志を継いで選手たちは戦ったけれど、低迷期は続く。
新興球団の楽天の後塵を拝することも多々あった。
それと同時に遠く離れた青森県で応援する私も厳しい状況に立たされていた。
「オリックスファンとか初めて見た。」「どんな人生送れば青森でオリックスファンになるんだよ。」「青森県唯一のオリックスファンw」「オリックソごときがカープに勝とうなんて100年早いけえ、出直しや」など辛辣な言葉が私を襲う。
それでも私はオリックスを応援し続けた。
2008年には小松や金子といった好投手を擁して2位。
その後低迷を続けるも、ついに最大のチャンスである2014年を迎えた。
かの有名な10.2決戦である。
1位ソフトバンクと0ゲーム差、この日が最終戦のソフトバンクは勝てば優勝、オリックスは勝てば残り試合を連敗しなければ優勝という事実上の決勝戦であった。
この試合はまさに死闘となった。
9回を終わり、同点で延長戦。
迎えた10回裏、オリックスは力尽きてサヨナラ負け。。。
こんなに悔しかった日は高総体で負けた日以来でしたよ。
この日のことは鮮明に覚えている。
後輩に女の子を紹介する約束をして、その打ち合わせをしていたのだが、どうしても試合が見たくて城下のマックのテレビ前の席で後輩を放っといて画面にくぎ付けになっていた。
ごめんよ、後輩。
オリックスの優勝チャンスなんて数十年に一回なんだ。
その後やはり低迷を続けるオリックス。
金子や西、ディクソンといった当時の先発投手はいなくなった。
6位時々5位といった順位で過ごしてきた。
でもついにこの日がやってきた。
・1056日ぶりの貯金
・単独3位(Aクラス)
・交流戦単独首位
こんな幸せなことがあるだろうか。
しかも安達が生涯オリックス宣言、T-岡田が絶好調、平野が帰国。
2014年の悔しさを知る男たちも活躍している。
山本、山岡、宮城、田嶋といった若くて勢いのある投手陣。
怪物吉田に続いてラオウ杉本や宗、福田、紅林といったバッターの成長。
アキレス腱断裂から復活した伏見も頑張っている。
これまで苦しい思いをしてきた選手が活躍して笑顔で試合を終えている。
最高ですね。
そう、オリックスはもう応援歌がかっこいいだけの球団ではない。
マスコットがかわいいだけのチームでもない。
ましてや一番のスターがポンタのチームでもない。
やっと日の目を見ることができました。
そして今日もっとも心を打ったのがバファローズポンタのツイート
このはしゃぐでもない、喜ぶでもない表情。
この表情は本当に苦しい思いをともにしてきたファンだからこその表情。
バファローズポンタの作者さんは本当にオリックスを応援してくれているんですね。
オリックスとコラボして数年、ようやくAクラスを体験することができたポンタファミリー。
それだけで感動ですね。
ただ、このまま優勝できるかというとそんなに簡単なものではないことは知っている。
選手の皆さんも怪我せずに面白いゲームをしてくれたらそれで満足です。
万年最下位チームのファンは悟りの境地にいるので、それで十分です。
今年はこれからも野球を楽しめそうでうれしいです。
交流戦優勝目指して頑張りましょう。
というわけで最後にかっこいいと話題の応援歌「Sky」を合唱してお別れ。
それでは
オリックス11年ぶりの優勝おめでとうございます
เหยือก Orix ทั้งหมดควรไปหายักษ์
Il Kyocera Dome non sarebbe pieno senza le esibizioni dal vivo di WBC e B’z, giusto?
imbécil