みなさんはクソゲーといえばどんなタイトルを思い浮かべますか?
そもそも我々の世代で普通に生きてきた人ならばクソゲーに触れたことがない人も多いはず。
私の場合は学生時代の友人がクソゲーに耐えてクリアすることにより快感を得ていたので、クソゲーが身近な人生を歩んで参りました。
そんな私が体験してきた中でもトップレベルのクソゲーが「四八(仮)」
内容についてシンプルに説明すると、47都道府県の怖い話を集めていくような話だった気がする。
クソゲーすぎてストーリーなんて覚えてないっすね。
そんなクソゲーに収録されている青森県のお話が今回の記事の舞台である新郷村のお話です。
47都道府県の怖い話って言ったら青森県の場合は真っ先に恐山だと思うのですが、新郷村のキリストの墓やピラミッドを採用する当たりクソゲーの香りが醸し出されていると思います。
というわけで、せっかくのGWなので新郷村に行ってきました。
生まれてこの方青森県以外の土地で暮らしたことがない私ですら、数回しか行ったことがない場所です。
通り過ぎたところで十和田湖くらいしかない辺鄙なところにある村です。
しかも十和田湖に行くにももっと近い道があるし。
なぜそんな何もない、観光地が胡散臭いところにわざわざ足を運ぶのか?
それは伝説の「キリストラーメン」があるから。
数年前に変な旅番組で桂三度(ナベアツ)が食べていたのを見て、凄く気になっていたのです。
なぜかそれを今になって思い出し、わざわざ1時間半かけて新郷村に行って参りましたよ。
八戸市から五戸方面に向かい、山道を走っていると市街地に入る前にお店を発見。
本当に何もないところにどーんと建っているのが今回の目的地である「えびす屋」さん。
余談ですが、駐車場にお客さんのものらしきハチロクが停まっていてちょっとテンション上がりました。
キリストラーメンがメニューにあるのに、店名は七福神の名前なのかと突っ込むのは無粋というものですね。
店内はいたって普通のラーメン屋さんですが、しっかり桂三度さんのサインが飾ってありました。
迷うことなく頼んだキリストラーメンがこちら!
見ての通り、お麩となると(らしきもの)が六芒星の形になっており、ヘブライ感が演出されています。
長いものソテーが3枚(大葉の下にも一枚あるよ)乗っております。
山菜や大葉、梅干しも具として乗っており、さわやかな雰囲気です。
というわけでいざ実食。
意外と、というと失礼ですが、このスープがおいしいかったです。
シンプルな鶏ガラ(っぽい)スープに大葉と梅干の酸味が意外とよく合う。
シンプルでさわやかな味だから山菜とか長芋とかヘルシーな具がぴったりでした。
この大葉&梅風味のスープは好みが分かれそうですが、かなりおいしかったです。
正直なところ面白ネタ枠だと思っていましたが、これは予想外の当たりでしたね。
油そばや、煮干しラーメンもおすすめらしいのでいつかまた来たいですね。
ちなみになぜ長芋が入っているのかというと、キリストは肉を食べないからチャーシューの代わりに入っているそうです。
3枚の長芋で十字架を表現しているそうですが、3枚で十字架型になるのだろうか…
食べてみても謎が残るキリストラーメンですが、お近くを通る際は食べてみてくださいね。
いつもならここで終わりですが、せっかくなので新郷村観光をしてみましたよ。
まずはこちらの画像をご覧ください。
日本国内にいてまっすぐ行ったらピラミッド、右に行ったらキリストの墓なんてことがあるんです。
せっかくなので俺はまっすぐを選ぶぜ!
はい、これがピラミッド。
皆さんが言いたいことはわかります。
どこにピラミッドがあるの?
なんかよくわかんねーけど、石とか積んでなくても役割のある石が何個か配置していればピラミッドらしいっすよって書いてました。よくわからん。
エジプトとかメキシコとかにある、石を積んだイメージ通りのアレじゃなくてもピラミッドらしいです。
せっかく細い山道を抜けてきたのに、ふーんって思っただけで終了です。
テンションが下がったところで新郷村の最大の観光施設に向かいます。
キリストの墓です。
お墓はキリストと、弟のイスキリの分が並んでおりました。
すぐ近くにキリストの里伝承館があるのですが、こちらの施設がなんと今春からリニューアルオープンということで運よく見学することができました。
どうせとんでもない理論とか、オカルトチックな中身だろうと思って入館したのですが、意外と文献や歴史なんかが記された書物が展示されていました。
実はちゃんと根拠がる説なのかもしれないですね。
新郷村の文化がヘブライ人の文化と似通っていることも多いらしく、ちょっとおもしろかったです。
ここまでは普通に歴史のお勉強という感じで楽しめたのですが、建物の一番奥にある展示スペースが真っ暗で中が見えませんでした。
近づいてみると昭和のホラー番組のような迫真の音楽とともに、青白い顔をした昔の新郷村の家族が浮かび上がるという謎のホラー演出。
これ、絶対ふざけてるよね?
新郷村の人たち、絶対面白がってるよね?
まあ、実際に面白かったからいいんですが。
このホラー演出は実際に見てみると(失笑)となります。
ぜひ見に行ってみてください。
そして最後に新郷村にしかない幻のコンビニ?をご紹介します。
はい、「キリストっぷ」です。
やっぱり新郷村の人たちはふざけてるよね?
コンビニといいましたが、それは嘘でただのグッズ屋さんですね。
キリストっぷって書いたTシャツとかバッグとか売ってます。
一週間のうち、日曜日の10:00~15:00の5時間しか開いてません。
十時から→じゅうじから→十字架らってことらしい。
やはりふざけてますね。
というわけで意外と楽しい新郷旅でした。
ぜひ!とまでは言いませんが、どうしても暇なときにいってみてくださいませ。
それでは。
おいしそうですね
こんどおごってください
加藤さんと一緒に行ったときに無料で食べたいなと思いました。