「羊と鋼の森」映画レビュー

先週のお話ですが、何気なくテレビを観ていると佐藤栞里さんが立ち食いそばを食べる企画をやっていました。

なんだかほのぼのとした雰囲気で何気なくみてたのですが…

ゲストで出演していた上白石萌音ちゃん可愛すぎませんか?

世間一般では人気若手女優のくくりに入るんですかね?

個人的にはかなり好きな女優さんです。

なにがいいってすごく言葉の選び方がいいですよね。

読書家みたいなので言葉選びがうまいのも納得なんですが、歌も上手だしバラエティも積極的に出ているみたいだしこの先色々と楽しみな女優さんですね。

そんな上白石萌音ちゃんといえば、緊急事態宣言時のおこもりの時に観たお気に入り映画にも出演しておりました。

そのお気に入り映画が…

こちらの「羊と鋼の森」です。

原作が宮下奈都さんの小説なんですけど、小説版もかなりおもしろかったですよ。

たしか本屋大賞か何かとったんだったけ?忘れたぜ。

宮下さんの小説はたぶん30代半ばのおっさんが好くようなお話ではないのでしょうが、淡々と日常が進んでいく展開が非常に好みです。

この羊と鋼の森も新人ピアノ調律師とそのお客さんのピアニスト姉妹が中心に進んでいくお話ですが、少しずつ少しずつ成長していくストーリーとなっております。

新人調律師が早く一人前になりたいけど新人ゆえに思ったように成長できない葛藤だったり、ピアノは好きだがいつも妹の方が注目されると思い控えめな姉の気持ちだったり、逆に姉の才能を認めつつ楽しく弾いてほしいと思っている妹の心だったり、小説も映画もきれいに描かれていて非常に良いです。

映画として素晴らしいのは、小説では言葉で表現していた登場人物の気持ちや状況を映画では自然の映像で表していく表現です。

主人公のピアノ調律師としての悩みや感動は森の中の景色で描かれているし、ピアニスト姉の殻に閉じこもった気持ちは水中でもがくように描かれています。

ピアニスト姉がピアノを弾く指が水面を跳ねるように表現されている部分もかなり印象的でした。

単純に映像がきれいなのと、登場人物の感情が感覚的に入ってくるのが映画の見所ですね。

さらにキャストもなかなかいい感じです。

主人公を演じるのは山崎賢人さん。

主人公の先輩は鈴木亮平さん、姉妹は上白石姉妹、あこがれの調律師は三浦友和さん。

けっこうどの役もはまり役でした。

山崎賢人さんはキングダムの時は、ん?ってなりましたが、静かな役の方が似合いますね。

ピアニスト姉妹は控えめな姉と、明るい妹なのでこの姉妹もイメージ的にはまり役です。

上白石姉妹はほぼピアノを弾いたことがなかったそうですが、半年練習して映画内で普通に弾いているそうですよ。

観ていただければわかるのですが、半年でこれだけ弾けたらかなりすげえレベルだと思います。

映像も音楽も、俳優陣の演技もどれもこれも素晴らしい映画なのでぜひ見てみてくださいね。

それでは~

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA