外出自粛?あれは嘘だ

外ならいいんじゃね?

前回の記事で何もすることのない3連休と書きましたが、あれは嘘だ。
会社の同僚の若いやつの幼馴染の方からお誘い頂いて来ちゃいました。

人生初のわかさぎ釣り!
このイベントに誘ってくれた方なのですが、会社の同僚の幼馴染という絶妙に遠い関係に感じるのですが、去年偶然釣りで一緒になり、お正月に一緒に飲んだ中でございます。
とはいえ出会って3回目なのにこんな楽しいイベントに誘ってくれるなんて神ですわ。
すべてが初体験なので午前3時起きも苦じゃなかったぜ。

これだけ長く生きてきても初体験

はい、そうなんです。初体験なんです。
そもそも基本的に休日はミニバスの練習だし、地元は田舎過ぎて毎日がアウトドアなのでテントとかアウトドアグッズなんて何も持っていないのです。
だからキャンプとかわかさぎ釣りみたいなイベントにはなかなか手が伸びなかったのですが、今回は同僚の幼馴染さんがほぼすべての道具を用意してくれたので急な予定でも対応できました。
アウトドアに強い男はかっこいいぜ。

会場は姉沼

というわけで午前4時半に家を出て向かったのは三沢市にある姉沼。
小川原湖のお隣さんにある湖ですね。
現地に着いたのは5時40分くらい。
それでも湖上はこんな状況です。

まだ日も昇らぬうちからこれだけのテントが張られていました。
きっとこの時間にすでにいらっしゃる方々はガチ勢かしら。
我々も負けじと準備を開始。
ドリルで穴をあけ、テントを張り、竿を組み立て仕掛けをつける。
このドリルで穴あけも最初は非常にテンションが上がる。
非常に氷が厚くてびっくりしますよ。
そして竿はレンタルのものを利用したのですが、こんなので釣れる?ってくらいの竿です。
木の持ち手にプラスチック薄っぺらい竿先をセットして釣ります。
リールもなく、手で仕掛けを引き上げる感じです。
準備している段階ではこの簡素な竿に非常に不安感じていましたが、のちにこの道具がよくできていることを知ることになります。
この作業が細かくてこの辺で一度心が折れそうになりましたが、なんとか準備を終えたころには周囲が明るくなっていました。

いざ釣りはじめ

テントの中で風をしのぎながらこの穴に糸を垂らすのです。
とりあえず早い段階で全員の竿に当たりがあって釣果をあげることができたので一安心。
でも釣れる釣れないも大事ですが、大自然の中みんなで話しながらわいわいできるのが楽しいですね。
途中仕掛けが絡まったり全然つれない時間帯もありましたが、それでも話は盛り上がり、楽しい時間を過ごすことができました。
最近こうやって仕事とか私生活から離れてゆっくりすることができてなかったなあと思いました。
何も考えずに楽しむことも大事ですね。
ちなみに釣ってみると、簡素な竿が優れていることに気づきます。
わかさぎの当たりって本当に繊細なので簡素なものじゃないと気付かないかもしれません。
合わせも難しいし、非常に繊細な釣りでした。
大物狙いもいいですが、こんな感じの繊細な釣りも楽しいものですね。

テントの外に出てみると

釣りもひと段落着いたあたりで外に出てみると周りにはこんなにたくさんのテントが。
明るくなってきたら子連れの皆さんも増えてきました。
皆さん荷物をソリに載せて引いているので、大人が釣りをしている間は子供たちがソリ遊びをするご家庭が多い模様。
こんなに寒いのに子供たちは元気ですね。

そして我々が3人で釣っているテントを客観的に見てみる。
こんな感じのテントで釣りをしています。
正直広くはない、座っていると腰が痛い。
けどこの中で話しながら釣るのが最高なんですよね。

この日はずっと曇りでしたが、雲の切れ間からちょっとした青空。
日が出ている時間帯は外で釣ってもそれほど寒さは感じず快適でしたね。
ただ、この日は我々だけではなく周りの人たちも含めて釣果は渋かった模様。
この後お昼過ぎくらいまで粘りましたが、3人で30匹に届かない程度でした。


多いときは100匹を超える場合もあるようなので少ない方ですね。
それでも十分楽しめたのでよししましょう。

楽しいのは釣りだけではない

お昼が近づくにつれて徐々にわかさぎの食いつきは悪くなってくるそうです。
というわけで我々もお腹が空いてくるので昼ごはんタイム。

寒空の下、氷上で食べるカップラーメンのなんと美味しいことか。
冷えた体に染みわたりますね。
寒すぎてどんどん冷めてくるので急いで食べなければならないのもまた趣があってよいです。

そしてメインディッシュはこちら。
まだ新鮮なわかさぎを現地で天ぷらにしてしまうワイルドっぷり。
同僚の幼馴染さん、こんなところまで準備してくれました。
まじで神かな?と思いました。
獲れたてのわかさぎを食べるのは初体験でした。
一口食べるだけで普通の魚と違うのがわかりましたよ。
ふわーっと広がる爽やかな香り。そして柔らかくほぐれてすぐに消えてしまうわかさぎ。
想像していたものよりずっと美味しいものでした。
中には風味がすごく強いものもあって、人によってはこの爽やかな風味も臭みに感じる方もいるかもしれませんが、個人的には最高の味でした。
食べてみてふと頭によぎったのが故郷の赤石川で食べた釣りたての金鮎ですね。
鮎も非常に美味しかった。
この香りは淡水魚独特のものなのかもしれませんね。

こちらは極寒の氷上で天ぷらをあげる同僚男性。
さすがに天ぷら鍋まで持参しているグループは我々だけのようでしたね。

〆はやっぱり

楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、そろそろ引き上げの時間。
天ぷらにしなかったわかさぎはジップロックに入れてお持ち帰り…と思いきや。
湖の入口にあったキッチンカーに8匹以上を持っていくとなんとピザにしてくれるんですね。
というわけで残ったわかさぎを預けて待つこと約20分。
出来上がったのがこちら。

わかさぎピザです。
ピザにわかさぎなんて合うの?と思われるかもしれませんが、これまた非常に美味しい。
ピザの味に負けないくらいわかさぎの風味がふわっと鼻に抜けていくのです。
もうね、本当に激うま。
これは釣りに来た人しか味わえない極上の贅沢ですね。

というわけでわかさぎ釣りはここで終了。
帰りに太平洋を(若干)眺めることが出来る温泉でひとっ風呂浴びて大満足で帰りました。

余韻に浸る

というわけで本番は翌日であった。
狭い点テントの中で身を屈めて数時間、衰えた身体が悲鳴をあげないわけがない。
翌日はもう腰やら股関節やらが痛くて寝たきり生活でしたよ。
次の日に筋肉痛がくるとはまだまだ身体は若いですね。(強がり)
というわけで人生初のわかさぎ釣りは最高に楽しかったです。
今月末までの営業らしいので、興味のある方はぜひ行ってみてください。

それでは

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